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生活習慣病について

生活習慣病は、運動不足、過食、そして肥満といった生活習慣の不摂生が主な原因となる慢性疾患です。
代表的な生活習慣病には、「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」などがあります。
これらの病気を予防し健康な体を維持するためには、生活習慣を見直すことが大切です。
当クリニックでは「かかりつけ医」としてみなさまの生活習慣病予防のサポートを行います。
生活の質(QOL)を維持するためには、病気になる前段階のライフスタイルを改善する「1次予防」こそが重要です。
1次予防

ライフスタイルを見直し健康を増進、病気の発症自体を予防

運動習慣や食生活、ストレス、喫煙、飲酒など毎日の生活習慣を見直す。

2次予防

健診などで病気を早期に発見・治療

メタボリックシンドロームに着目した特定健診などを受け、自分の適正体重を知り維持するようにする。

3次予防

適切な治療により進行を防止

適切な治療や医師による健康指導により病気の進行を防止する。

生活習慣病のイメージ写真

生活習慣3大疾病のアイコン

生活習慣3大疾病

糖尿病

糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を細胞が取り込めなくなって、血液中に溢れてしまう病気です。

糖尿病のイメージイラスト

健康な人なら、インスリンというホルモンがしっかりはたらいて、血液中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源にしたり、あるいは脂肪やグリコーゲンという物質に変えて蓄えたりします。このインスリンが足りなくなったり、うまく細胞に作用しなくなったりした状態が糖尿病です。

【糖尿病の治療】

医師の指導のもと、まず食事療法と運動療法を行い血糖値を正常に保ち、健康を維持するために継続的なコントロールを行います。
これだけで正常値になる患者さまも多いのです。
糖尿病が進行したケースだったり、食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらなかったりするような場合には、内服治療やインスリン療法を行うことになります。

高血圧

高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。

高血圧のイメージイラスト

高血圧の診断基準では収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上が高血圧となります。高血圧は日本人にはとても多い病気で、40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われています。
高血圧は放っておくと、血管にストレスがかかり、動脈硬化が生じて心不全や狭心症、心筋梗塞などの疾患を招いたり、脳出血、脳梗塞の原因になったりします。

【高血圧の治療】

高血圧の治療は運動療法と食事療法を基本とした生活習慣の改善と薬物療法があります。まず行うべきは、適正な体重にし、適度な運動を心がけ、減塩に努めるなどの生活改善です。
運動療法・食事療法で改善されない場合、薬が処方されます。
医師から処方された薬は指示通りしっかりと服用することが大切です。

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。以前は、高脂血症ともいわれていました。

脂質異常症のイメージイラスト

脂質異常症を放置すると、コレステロールが血管の内側にたまり、血管の内腔が狭くなります。血管の内腔が狭くなると動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。
脂質異常症には、自覚症状はほとんど無いため気づくのが遅れ、ある日とつぜん心筋梗塞などの発作におそわれる人が少なくありません。
健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」といわれたときは、放置せずに早めに受診して医師の指導を受けることが大切です。

【脂質異常症の治療】

脂質異常症の原因の多くは、食生活にあります。
治療の基本としては生活習慣の改善、特に食生活の改善が重要です。
動物性脂肪(とくに肉類)を少しひかえめにし、揚げ物など高カロリーの食事も摂りすぎないよう心がけましょう。
生活習慣の改善を行っても数値が下がらない場合には、薬物療法も必要となります。

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見直そう生活習慣

リストマーク偏った食習慣

食事の回数を減らしたり、間隔があきすぎると、エネルギーをためこもうとして太りやすい体になります。食事は1日3食、規則正しく食べるようにしましょう。
また、脂肪の摂りすぎに注意し、野菜は1日350g以上を摂るようにしましょう。
野菜に含まれる食物繊維は、満腹感を与えるため食べすぎを防いでくれます。

リストマーク運動不足

酸素をたくさん消費しながら行う、有酸素運動を行いましょう。
体力に合わせて無理なく続けられる運動を選びましょう。誰でも手軽にできるウォーキングはお勧めです。
まずは1日20~30分程度のウォーキングをはじめてみてはいかがでしょう。

リストマークストレス

活動量に応じた適正な睡眠時間をとるよう心がけましょう。
快適な睡眠で、疲労回復・ストレス解消を!

見直そう生活習慣のイメージイラスト

リストマーク飲酒

さまざまな生活習慣病は、アルコールと密接にかかわっています。
身体に悪影響を与えない量としては、1日あたり20g程度と言われていて、日本酒で換算すると1日1合程度までとされています。
また週に2日は、休肝日をつくり、肝臓の負担を減らすことを心がけましょう。

リストマーク喫煙

喫煙は血管を収縮させ血流を悪くし、血圧を上げて血管に負担をかけます。
また血液中の悪玉コレステロールを増加させ動脈硬化を促進するため心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患にかかる危険性が高まります。

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